「 ガトー・エシレ ナチュール 」って何?
※2024年8月初旬の平日お話です。
「 ガトー・エシレ ナチュール 」って何って話ですが、その前に「エシレ」について。
<Échiré公式ウェブサイト>
https://www.kataoka.com/echire/
エシレ(Échiré)はフランス西部の村の名前だそうで、高品質な乳製品の生産地として知られている。
そのエシレ村にはエシレ酪農協同組合があり、ここで作られる伝統的な発酵バターが「エシレバター」。
※発酵バター:クリームを乳酸発酵させてからバターにしたもの(芳醇で深いコク、少ーし酸味も?ある)
エシレバターはA.O.P(原産地名称保護)というのに認定されていて、地域特有の製法や品質の基準を守っているという特徴があるよ。
※A.O.P
A:Appellation 名称
O:Origine 原産地
P:Protegee 守られている
まあなんだ、とにかく「エシレバター」はとっても美味しくてなんかすごい、ここまではいいね?
で、「 ガトー・エシレ ナチュール 」の話に戻る。
これはいわゆるバターケーキ(バターをふんだんに使ったケーキ)で、そのバターにエシレバターを使っていますよ、というスイーツです。
なんと、クリームの半分がエシレバターというね、実に贅沢なのよ。
※後ろの方に書いたけどエシレバターは高い。
後ほど写真を掲載するけど見た目も素敵なのよ。
多分カロリーも凄いけど、食べてみたいのよ。
何年も前にこの夢のお菓子の存在を知って、ずっと食べてみたいと思っていた。
何故それができなかったのかというと、怠慢じゃないの!
入手が困難なの!!
日本では丸の内にあるこちらの店舗↓でしか手に入らない。
<ガトー・フレ – エシレ・メゾン デュ ブール <東京・丸の内>>
https://www.kataoka.com/echire/maisondubeurre/products/frais.html
しかも、一日に15台(多分、、日によっては数台多いこともあるという噂も)しか作らない。
従って、開店後すぐに売り切れてしまう。
通販での取り扱いはない。
なんなら高額転売している人すら見かける。
だ、か、ら、
この度、2024年8月初旬の平日の朝一でトライしてみることにしました!
というのが今回のお話。
いざ戦場へ!眠い目をこすりながら、世界初の専門店「エシレ・メゾン デュ ブール」へ!!
戦場は、「エシレ」世界初の専門店「エシレ・メゾン デュ ブール」。
東京は丸の内、丸の内ブリックスクエア1F。
10:00~19:00 不定休だ。
JR東京駅 丸の内南口から徒歩5分、JR有楽町駅 国際フォーラム口から徒歩5分。
ここでしか手に入らないバターケーキを求めていざ行かん!!
07:55
…さて、今日は8月初旬の平日、やってきました丸の内ブリックスクエアzzz
ここは他にもファッション・雑貨・飲食店などなど色々なお店があります。
(もう何年も行ってないけど、まんてん鮨、すき)
1Fの路面店として、その店はある。
外観を撮影し忘れたけど素敵な店構え。
ん~、おフランスや。
遠目に見ると当然お店はまだ閉まっている(開店は10:00なのでね…)。
まだ誰もいない。
ちらほら会社に行く人が通るかなという程度。
今はまだ朝だから?28度くらいで風もあり涼しいけれど、8月初旬なので10:00の開店までにはめっちゃ暑くなるはずなので暑さ対策が必要だ。
ビルの中にあるローソンで使い捨てのひんやりタオルとペットボトルの冷たい水を買う。
ひんやりタオル考えた人はノーベルひんやり賞もらうべき。
08:10
エシレのお店に戻る。
スタッフさんが材料?か何かを店に搬入してる。
こんな朝から!大変だ、ありがとう!
お客さんはまだ誰もいない、が、お店の前に並んでみる。
お店が影を作ってくれて、並ぶ場所が日陰になってありがたし。
んーバターのいい香りがする。。。
あ、クロワッサン生地を運んでる!!
搬入口と客の出入り口が同じなんだね!
搬入の度に甘くていい香りが漂ってくる。
店の前にはQRコードがついた看板が置いてあって、エシレの公式ウェブサイトに飛ぶことができる。
待ち時間に買う商品を練れるってことだね。
いい時間つぶしになりそう(←本当は既に熟読していたちゃたろうであった)。
先ほど買った水で首筋を冷やしながら待つ。
08:15
おっ、待ってる人が1人増えた!
仲間!
妙な連帯感。
店内を覗くと、生地をこねたりオーブンに生地を入れたり、せっせと作業されておる。
がんばって!!
08:30
店の前の日陰がだんだん少なくなっていく。
困る。
08:40
だんだん日差しが強めになってきた。。
通り過ぎるビジネスマンも増えてきた。
08:50
もう一人スタッフさんがいらっしゃる。
スタッフさんがお店に入るために店舗のドアを開けると、朝よりもっと強いバターの香り。
店内の電気がつく!
開店までまだ一時間以上あるけどちょっとテンション上がったw
08:59
開店準備でスタッフの方々がわたわたしはじめる。
並び場所の指定などしてくださったり。
いろんなものを搬入したり。
あと一時間…!
09:05
3人目のお客さんが列に加わる。
仲間!
(この位の時間にきても余裕だったか…と一瞬は思ったけど、買えなかったら意味ないので全然OK、気にしない!と思いなおす)
09:20
振り向くと4人目のお客さんが並んでる。
おー暑くなってきた。
ペットボトルの水はだいぶぬるくなったけど、持ってないよりはマシぽい。
09:30
さらに二人が列に加わる。
計6人の仲間たち。
通りすがる観光客も増えてきたみたい。
外国の方が多かった。
店頭に並んでいる様子を撮影していく人もちらほら。
て、照れる…。
09:35
列に並んでいるバターケーキ購入希望者に整理券が配られる。
ちなみに、整理券を持っていても列を外れてはいけないので注意。
09:45
いつの間にか並ぶ人が増えていて、気づいたら列も折り返し。
意外とサラリーマンのような風貌の方も並んでらっしゃる。
なんだか不思議。。バターケーキじゃなくてランチに食べるクロワッサンとか、焼き菓子とか狙いなのかなぁ?
10:00
スタッフの方がお店のドアのガラスを拭いている…と思ったら開店!!
待ちに待った開店!!!
開店時にはいつの間にやら十数人が並んでいました。
みんなバターケーキ間に合ったんかな。。
店内に入ると右側の会計をするエリアに二人ずつ通される。
バターケーキの整理券を回収されつつ、他に買うものはないかとか、保冷剤や保冷バックいるかとな注文を聞いてくれる。
※焼き菓子やクロワッサンなどなど他にも美味しそうなものが沢山あるので結構迷う。待ち時間にしっかり検討しておこう!
ちゃたろうは以下を購入!
くぅーっ、買えた!!
高いけどね!!
(ちなみにカロリーも高い)
- バターケーキ… ガトー・エシレ ナチュール ね。目的のやつ。 6,480円(税込)
- クロワッサン・エシレ トラディシォン。453円(税込)
- ガレット・エシレ(缶入りの焼き菓子12枚入りです)。3,672円(税込)
- エシレ保冷バッグ。いくらだっけ?お値段忘れた…すんません。
二時間待ったけど店内にいたのは多分5分くらい、あっという間だ笑
眠い目をこすりながら、大事に大事におうちに持ち帰りました!
続いて、バターケーキ( ガトー・エシレ ナチュール )とガレット・エシレの食レポ。
いざ実食!バターケーキ( ガトー・エシレ ナチュール )
1台買いだけどかなり小ぶりなサイズ。
計測し忘れたけど、横14~15cm×縦8~9cmくらいだと思う。
外見からバターだぞ感が凄い。
常温に戻して食べるのが推奨らしいけれど、
ちょっと時間の関係となんか暑いし、冷蔵庫から出してすぐ食べる(急に色々と雑。。)。
…!
これは…バターだ…。
バターケーキなんだから当たり前だけど、バタークリームがバターだ。
半量がエシレバターなだけある。
かなり濃厚なバター寄りのバタークリーム。
ていうかバター。
バター感がかなり強い。
こっくりとした深い味わい。
スポンジ部分はシロップ?ありで甘味がとても強い。
濃いコーヒーがよく合う。
クリーム部分の甘さはスポンジと比較するとそこまででもないかな?
それぐらいスポンジ側は甘い。
常温推奨の話があったけど、
個人的には冷蔵庫から出してすぐの、「口に入れた瞬間は硬くてひんやり→口の中でひゅるひゅると溶けていくと同時にバターの香りが広がる感じや、それが甘いスポンジ部分と徐々に混ざっていく感じ」が楽しいなと思ったよ。
このあたりはお好みで、だね。
といいつつ、常温で食べるよりも↑この食べ方の方が好きな人が多いような気がするなー。
常温だと、バタークリームの風味が口に入れた瞬間から感じられるのと、スポンジとの一体感?もやはり口に入れた瞬間から感じられるのがよさなんだろうな。
ただ、よりバター感が強くなると思うから常温だと苦手に思う人がいるんじゃないかな。
どちらも試してみるとよいと思います!
面白いから。
それでですね。
このお菓子の美味しさは、いわゆる分かりやすい美味しさとは違う気がした。
「わー!美味しいー!!!」
よりも
「…ん…おぉ…いいね…なるほどぉ」
という感じ?
バターそのものを食べている感がすごいので、こってり感が苦手な人もいそうな点は注意。
(あと、胃腸の調子が良いときに食べよう笑い)
ちゃたろうは大変気に入りました!
美味しかったです!
また食べたい!!
さっきも書いたとおり、小ぶりなサイズなので足りるかどうか当初は心配で、2台買えたらよいのに…などと思っていたが、これは一回のセッションでそんなに量が食べられるお菓子じゃない。
個人的には1/6位で丁度よい(それでも少し多いかな)。
少量をじっくり味わって食べるのがよいお菓子。
面白いね。
いざ実食!ガレット・エシレ…自分的No.1焼き菓子を見つけたかも、、
ガレット缶開けた瞬間に広がる、バターの香り。
焼き菓子特有の香ばしい香り。
これだけで幸せな気分になれる。
少しかじってみる。
なんだこの口どけは!!ん?口ほどけ?どっち??!
サクッとはしているけれど、思った以上にやわらか?くて、ほろほろとくちのなかでほどけて広がっていく。
口の中で広がる過程でまた香ばしい&バターの香りが…。
公式を見ると「絶妙なバランスでエシレ バターを生地に混ぜ込むことで、他にはない滑らかな口どけのガレットに仕上げました。」とのこと。
うんうん、わかる、手に取って崩壊はしないけど食べると瞬時にほどけていく感じはとても絶妙なバランスだようん。
結構しっかり香ばしいのもいい。
これ…自分史上、焼き菓子で一番好きかもしれない。
いや待てよ、サブレ・エシレやフィナンシェとかの味は一体どうなっているのだ?そっちも凄いんだろうな、、、買っときゃよかった!!
これは他の商品も試さないといかんな。。
とっておきの手土産にするのもよさそう。
時間とカロリーとお財布についての覚悟は必要だけど、エシレの人気商品トライ、とてもよい体験でした!バターケーキもガレットもまた食べたい!!
バターケーキ( ガトー・エシレ ナチュール )については、今回の様子だけ見ると、並び始めるのは開店1時間前からでよかったかも。
季節によっても違うと思うけど(今回のような暑い時期は(寒い時期と比較すれば)購買意向は低下しそうな商品ではある=入手しやすい可能性あり)。
いずれにしても、待ち時間を快適に過ごす工夫はしておいた方がよいです。
待ち時間はバターの香りがして幸せです笑
お高いので高頻度では買えないけど、またそのうち買いに行きたいと思います♪
(今度は他の焼き菓子も買ってみよ…)
ご興味のある人は是非!
=====
余談。
バターの話。
ちゃたろうは庶民なのでエシレバターを買うことはない(飲食店などで使われる・提供されたことはある)。
が、時々奮発してカルピス特選バターを買うよ。
乳酸菌飲料でおなじみ「カルピス」を作る過程で牛乳から乳脂分を分離→この脂肪分を原料にしている。
コクがあるけど爽やかでとても美味しいです。
パンなどに塗ってそのまま食べるときにおすすめ。
(カルピス発酵バターという製品もあるので、そちらもいつか試してみたい)
価格感こんな感じ。
※いずれも2024/9/20時点のものです。
- いつもお世話になってます!!
- 雪印北海道バター 200g 492円(雪印乳業さん公式ウェブサイトより)
→100gだと246円
- 雪印北海道バター 200g 492円(雪印乳業さん公式ウェブサイトより)
- ちょっと奮発!!
- カルピス特選バター 100g 463円(成城石井ウェブサイトより)
- いつか自宅でも使ってみたい…
- エシレバター 100g 1,521円(成城石井ウェブサイトより)
ていうかバターって奮発しなくても高いよね。
フランスの料理やお菓子って、大量にバターを使うけど、どうやら現地では結構お安いらしいのよね(エシレバターが安いかはわからん)。
飼料高騰などで高くなってきているかもしれないけど、日本と比較して安いはず。
関税で高くなってしまうみたいね。
フランス旅行のお土産にバター買って帰る人もいるみたいだよ。
ではまた。
↓楽天市場にエシレ公式ショップあったの知らなかった!アイスとかおいしそうじゃんか。。