2024年7月中旬の平日、暑くて暑くて暑いけど、前々から行きたかった葛飾区の 柴又帝釈天 に行ってきたよ!
「前々から行きたかった」とか言っているけど、実は二回目(でも前回は8年前)。
どうしてももう一度見たくて再来訪。
Wikipediaによると、 柴又帝釈天 は日蓮宗の寺院で帝釈天題経寺とも呼ばれ、正式には「経栄山題経寺」なのだそう。
境内はそんなに広くないけれど、内殿の外壁?は素晴らしい彫刻がびっしり。
庭園もあって素敵なところです。
ちなみに「帝釈天」はインド神話の最強神を仏教に取り入れた?ものらしい?です。多分。
すーごい話それるけど、CLAMPさんの聖伝という漫画にも帝釈天さんが出てくるらしいよ。
ちゃたろうは読んだことないけど面白いに違いない。
<聖伝-RG VEDA- CLAMP>
柴又駅からすぐだけど…亀有駅から歩いてみる!ゆうろーど中町商店街が楽しい!
柴又帝釈天 は京成電鉄金町線の柴又駅からすぐ(徒歩5分)なのだけど、少しお散歩したいなと思い、JR金町駅から歩く(徒歩20分)…つもりだった。
…が、間違えて一つ前の亀有駅で降りてしまった。
それに気づいたのは駅を出て10分位経ってからだった。
なんか地図と違う建物・店ばっかりだなと思ったんだよねー。
うーん。
駅に戻るの面倒だし待つの嫌だな、、ということで亀有駅から歩くことに。
いや外は滅茶苦茶暑いんですけどね!
30度軽く超えてますけどね!!
柴又帝釈天 まで徒歩45分もかかるんですけどね!!!
まあお散歩好きだしこれもまた楽しい思い出よ。
いや暑いけどね!
とはいえ、亀有駅ってこち亀で有名だけれど、意外と来た事がなかったのでよい機会。
駅前に商店街があってちょっとテンション上がる。
「ゆうろーど仲町商店街」には飲食店や喫茶店、和菓子屋さんなどなどがある。
正直ちょっとなんか買って食べたりしたい…ゆっくり見て回りたい…と思ったけど、今回の目的は 柴又帝釈天 なのでぐっと我慢。。
あー写真撮るの忘れてて悔しいな。
楽しさ伝わらないけど活気のあるいい商店街
ちなみに、駅から10分くらい歩くと、何やら大きな建物が。
アリオ亀有店(公式ウェブサイト)だった。
…でかい。
イトーヨーカドーやMOVIX、ロフト、スリーコインズ、飲食店…など色々なお店が入っていてとても便利そう。
約130の専門店があるんだって。
亀有駅周辺、暮らしやすそうだ。
その先にある中川を渡って少し進んだら、その後は比較的静かな道が多かったような記憶。
というわけで、暑かったけれどお散歩としては楽しい道のりだった。
真夏…は暑いのでアレだけど、涼しい季節であれば、次に柴又帝釈天に行くときも亀有駅から歩こ。
柴又帝釈天 に到着!念願の彫刻ギャラリーはいつまでも見ていられる!!外国人観光客も興味津々?
柴又帝釈天 に到着!
下町情緒ある周辺となじんでいて落ち着いた雰囲気。
素敵。
境内に入ると平日だけどそれなりに人がいる(混んでるというほどではなかった)。
二人くらいできている人達が数組、外国からの観光客(4、5人のご家族かな?)が数組、って感じだったかな。
外国の方は浴衣着てたりしてとても楽しそう笑
日本を満喫してほしいね。
本堂の外観引き写真を撮るの忘れた。。。
というのも早くお目当てのものが見たくて。。
それは彫刻。
柴又帝釈天 は本堂(なのかな?)を囲うように木彫り彫刻(ん?重複表現か?)が施されている。
「彫刻ギャラリー」と称して受付で大人400円・小中学生200円を支払うと拝観できるシステム。
これが!どうしても見たかったの!
8年前に見て、感動して、どうしてももう一度見たい!と!
(…いつでもこれたやん。。とも思うのだが、、まあそれはおいといて)
この彫刻は、仏教経典の「法華経」の説話に沿った内容で全10枚ある。
とはいえ、説話以外の部分も上から下まで彫刻で埋め尽くされていて、どこを見たらいいのか分からないくらい。
だってどこを見ても素晴らしいから!
そういう訳で写真を撮るのも難しい。
全部は入らないし切り取りで撮影してもちゃたろうのスキルではよさが伝わらないし。
嬉しい悲鳴だよまったく。
大正末期から昭和9年までの十数年かかって完成したというそれらは、くすんだ薄いオリーブ色とでもいうのか、CMYKだと30,30,40,0という感じの色。
引きで見ると、不思議なことにビロードのような質感の美しさがある。
人の表情や服の皴、動物の筋肉や節、木の幹や葉脈に至るまで、見れば見るほど精巧で、「これほんとに彫りました?」と思ってしまう。
精巧さは勿論だけど、ちゃたろうが特に凄いと感じたのが奥行き感、空間の表現。
実際にこの彫刻にどれくらいの厚みがあるのかわからないけれど、手前から奥まで数十メートル(もっとかもしれない)感じるような何層にも重なった空間を感じられる!
凄い!!
どうやって設計するのかさっぱりわからん!!
あああ素晴らしい。
と、まあ文字では伝わらないと思うからちゃたろうが好きな作品の写真を二つ紹介。
<参考:説話彫刻一覧>
※柴又帝釈天の公式ウェブサイトより
※()内は彫刻された方
1. 塔供養図 (金子光清 氏)
2. 三車火宅図 (木嶋江運 氏)
3. 一雨等潤図 (石川信光 氏)
4. 法師修行図 (横谷光一 氏)
5. 多宝塔出現図 (石川銀次朗 氏)
6. 千載給仕図 (加府藤正一 氏)
7. 竜女成仏図 (山本一芳 氏)
8. 病即消滅図 (今関光次 氏)
9. 常不軽菩薩受難図・法華経功徳図 (小林直光 氏)
10. 法師守護図 (加藤寅之助 氏)
彫刻ギャラリーの後は目に心に優しい庭園を見てやすらごう!
彫刻ギャラリーを見終わったら、受付の方に「よかったら庭園も見ていってくださいね~」と促される。
勿論拝見させていただく。
靴で散策するのではなく、概ね順路が決まった廊下を歩きながら庭園を眺めるスタイル。
緑が目に優しい、綺麗。
池もある。
癒されるねぇ、いいねぇ。
廊下の途中で、小学生低学年~中学年位のお子さんたち3人が座り込んでぼーっとしてた。
あはは、大人は楽しいけど子供にはちょっと退屈に感じてしまったかな?笑
せっかく来たんだから参道商店街に寄って下町情緒を楽しも!お腹を減らしてきてよかった、何を食べようか
柴又帝釈天 に満足したのでさて帰ろう。
の、前に。
門を出てすぐ前の道が参道商店街なので当然立ち寄る。
全長200メートルほどで、柴又駅と 柴又帝釈天 を結ぶようなイメージ。
民芸品やおせんべい、くずもち、お団子などなどのお店が立ち並んで下町情緒にあふれてる。
ちなみに川魚料理も柴又名物らしく、うなぎが食べられるお店もあるよ。
何を食べようか物色しながら柴又駅(京成電鉄金町線)まで歩いてみる(10分かからない位)。
平日の午後イチだからかそんなに人は多くない(かといってガラガラでもない、ランチ需要なのかな?)。
あれっ?柴又駅前、新しくなっとる!!知らなかった!
8年前は8年前で面白い駅前だなと思った記憶(確か、駅前に焼きそば屋さんとかがあって風情があるなと)。
柴又駅についたら踵を返す。
さて、何を食べようか。
おばちゃんが呼び込みしてる。
甘味処、髙木屋老舗さんに決めた。
メニューがまた迷う、名物のくず餅にしたい気持ちもあるが、団子も美味しそう、それはそうと団子もいくつか種類があるな…。
…3種類の味が楽しめるお団子セットに(確か700円)決まりだ!!
冷えたほうじ茶もいただこう。
<お団子セット(豪華!)>
・焼だんご(甘さ控えめのみたらし)
・草だんご(おばあちゃんを思い出す)
・磯おとめ(醤油味にのりがかかってる、ネーミングが素敵だ)
おばちゃんが席に案内してくれ、お手拭きと温かいお急須のお茶をくれる。
(お茶もらえるならほうじ茶いらなかった気もするけど冷たいものも飲みたいしいっか!)
店内は平日日中だからかお年寄りの方が多め。
みんな会話に花咲かせてる。
楽しそう。
お団子が3種類セットということで、甘い・甘じょっぱい・しょっぱいという最高のスパイラル。
お茶もすすむ。
美味しいいぃい!
どのお団子も美味しいけれど特に気に入ったのは磯おとめ。
海苔のいい香りと醤油がよく合う。
正直もう一皿食べたかった…が、なんとなくちょっと恥ずかしかった(のと最近太り気味な)ので我慢した。
久しぶりに見た 柴又帝釈天 の彫刻ギャラリーはやはり素晴らしかった!参道歩きも含めて何年か経ったら行こうと思います!
というわけで、今回は旅というよりは都内観光名所にふらりと行ってきました話でした。
念願の彫刻ギャラリーを再度見ることができて満足。
また何年か経ったら訪れたい。
写真では全然良さを伝えきれない。
見たことがない人には是非、一度は見てほしいです。
そして拝観後は参道商店街ものぞいてみて。
お腹が減ってくるから…。
…お団子もう一皿食べればよかった。。
※ちなみに、触れなかったけど、参道にはくずもちで有名な船橋屋さんもあるよ↓(買おうか迷った)