
カルピス特選バターケーキ …の前に、カルピス特選バターの話
今回はね~、VISAVIS・カルピス社で共同開発したというバターケーキ(以下、 カルピス特選バターケーキ と呼ぶ)を食べてみた話だよ。
バターケーキと言えば去年書いたエシレのガトー・エシレ ナチュール(つまりエシレのバターケーキ)を思い出すよね。
あの時エシレのガトー・エシレナチュールを食べた後しばらく経って、またバターケーキ食べたいなぁと思ったわけなんです。
…なんだが、なんせエシレのバターケーキは入手するのが大変だなぁ…開店前に1時間とか並ぶの辛いなぁ。それとまあまあお高いんだよな。
※去年買った時は絶対手に入れたかったので念のため2時間前から並んだ。
そんなわけで、別のバターケーキを探してみたところ…カルピス特選バターを使ったバターケーキがあるではないか!
カルピス特選バターといえば、国産バターの中ではもちろん高額だけれど、エシレバターと比べるとかなり安価(というかエシレ高い涙…輸入品だし仕方ないけども)かつ味も美味しい。
↓これね。
1942年に業務用として販売開始され、今は近所のスーパーでも手に入るお品だけど発売当初からフランス料理店のトップシェフから絶賛されていて、幻のバターなんて言われていたらしいよ。
カルピス株式会社 特選バター公式ウェブサイト(外部サイトへ遷移します)
ちゃたろうも、コクはあるけど重たすぎないさっぱり感が好きで、バターの風味を感じたいときなど日常のちょっとした贅沢、的な位置づけでお世話になっている商品です。
(パンに塗ったりとかね!…あれ、逆にそれぐらいしか使っていないかな?料理とかには勿体なくて使えない貧乏性…)
ちなみに、色はちょっと白っぽい。
そうそう、カルピス特選バターってことはあのカルピス社?って思う方もいると思いますが、そうです。あのカルピス社です。
※カルピスの味はしないですw
お馴染みの乳酸菌飲料カルピスを作る工程で、生乳から乳脂肪を分離するときにできる脂肪分から生まれたのがはじまりなんだとか。
既存の技術を活用して新しい市場を開拓したんだね。
というわけで、今回はそんなカルピスバターを使った カルピス特選バターケーキ をいただきます!
カルピス特選バターケーキ の共同開発社のVISAVISって?
この話も書いておこう。
→今回初めて知ったのだけれど、共同開発しているというVISAVIS(ヴィザヴィと読む)について。
九州を中心とした国産の素材で作るお菓子を販売している福岡県の洋菓子店とのことです。
福岡県内に4店舗あり、オンラインショップもあるよ。
国産素材にこだわって作っているの、素敵だね。
オンラインショップ(外部サイトに遷移します)を覗いてみたら、カルピスバターを使った商品が他にもあって…食べてみたい。。
ん!?
カルピスバターを使った特選レモン風味のバターケーキなんてのもあるぞ!?
この記事を書き始めるまで知らなかった!
今度買ってみよ。
カルピス特選バターケーキ はオンラインで買えるのがありがたい!価格は?見た目は?
購入方法
カルピス特選バターケーキ は、(比べるものじゃないかもしれないけれど)エシレのバターケーキと違って店頭に並ばなくても購入できます。
先ほどお伝えしたVISAVISのオンラインショップからも買えるし、楽天市場などでも購入可能です。
さらに、ふるさと納税でも取り扱いがあるのが嬉しい!
ちゃたろうは福岡県那珂川市のふるさと納税で入手したよ。
ふるさと納税先を迷っちゃうな〜という方は試してみてもいいかも。
冷凍で届き、食べる時は1〜2時間前に冷蔵庫に入れておけばOK。
サイズ
外箱のは7.5×13.0×7.0cmほどなので、そこまで冷凍庫の容量を圧迫するサイズでもないかしら?
去年、自分が買いたレビューをみるとエシレのケーキそのもののサイズが横14~15cm×縦8~9cmくらいと書いてあるので(ちゃんと測れよ私…)サイズ感は概ね同じだと思われます。
エシレのがほんの少し大きいかな?
なんにしても小ぶりです。
去年のレビューの通り、小さいから食べ足りないのでは…と思ったのは杞憂だった。
先に言っちゃうと、 カルピス特選バターケーキ も同様に足りないことを気にする必要はなさそうでした笑
4分の1カットで1人分として充分(も少し少なくてもいいかも)でした、ふふ。
価格 ※ 2025年11月1日時点
カルピス特選バターケーキ はVISAVIS公式オンラインショップでは2,200円(税込)+クール便送料(関東ならおそらく1,735円)。
商品価格とクール便の送料が拮抗しているので精神的にはやや辛いっ。
※楽天市場のふるさと納税(福岡県那珂川市)では、10,000円でした。
んで一応、比較するとエシレのバターケーキ(ガトー・エシレ ナチュール)は6,804円(税込)。
…高い!美味しいけど高い!美味しいけど!(しつこい)
カルピス特選バターケーキ は(送料を除く商品そのものの価格という意味では)エシレの3分の1のお値段。
ブランドの方向性や店舗の場所、取扱商品の価格帯、原価などなど、色々と前提や条件が違うので比べるものでは無いかもしれないけど一応比較ね!
見た目
外箱はカルピス特選バターを模した箱。
目が慣れてるからこれだけで美味しそうな気がしてしまう。

開けてみると、中に黄色い箱。

さらに開けてみるとバター用アルミ紙に包まれたケーキが出てきた!
バターそのもの感がすごいw

アルミ紙を開けてみると…カルピス特選バターケーキのお出ましなり。
白い!!
…注文時に写真見てるので知っていたけれど、すごく白い!!
照明や写真の色合いなどの違いはあるけど、エシレと比べてものっっすごく白い。
<カルピス>

<エシレ>

カルピス特選バターって白っぽいイメージはあるけれど、ここまで白いのだろうか。
今冷蔵庫にカルピス特選バターないからわかんないけどこんなには白くないような?
クリームの材料の40%がバターらしいので、逆に60%がバター以外=より白くなるってことなのかな。
確かエシレのバターケーキはクリームの半量がエシレバターだったはずなのでバターの割合は10%の違いか。
よくわからんがとにかく白い、うん。
断面
スポンジが3層。
エシレのバターケーキは4層でスポンジ部分がシロップのようなものでしっとりしていたのに対して、 カルピス特選バターケーキ はドライなスポンジのようだ。
スポンジの目はエシレより粗めかな?
バタークリームの厚さはエシレががっつり厚め(特に上部)なのに対して、カルピスの方は控えめかつ均一な厚さとなっている。
<カルピス>

<エシレ>

カルピス特選バターケーキ いざ実食!
さあさあ食べてみよう!
口に入れると優しいバターの香りがする。
バタークリームの口どけがとても良い。
…?塩気?…塩気があるぞ…?
スポンジの間のバタークリームには塩が入ってる!
フランス産ゲランド塩が入っているらしい。
と、同封の冊子に書いてあった(先に読め)。
面白い。
個人的にはもう少し塩気を抑えてもいいかなとも思うけど、(多分)スポンジの間のバタークリームにだけ塩気があることで、口に入れた時に塩気を感じる部分とそうでない部分が不均一になり、口の中が楽しくていいなと思いました!
スポンジは少しパサつく様な気もしたものの、卵感があっていいね。
そうそう、小麦粉は佐賀県産「春小侍」を100%使用、卵は佐賀県伊万里の「元気卵」を使っているらしい。
VISAVISさんこだわりの国産素材だね!
価格帯違うから比べるものではないと思いつつエシレとの比較もしてみると…。
まずバタークリームはバターそのものの特性の違いがあります。
ずっしり重厚な・濃厚なバターのコクを感じさせるエシレに対して、カルピスはコクはありつつ重すぎずさっぱりしている。
また、バターの比率も10%の違いではあるけど、エシレはよりバターそのものに近い感じ、カルピスはバター”クリーム”だなという感じ。
スポンジ部分については、エシレはシロップ的なものに浸してあるのでかなり甘い。対してカルピスは卵や小麦の風味を生かした素朴な味わい。
総論としては、超雑に考えるとエシレのガトーエシレナチュールは本格フランス料理、カルピス特選バターは日常のこってり系?の和食。
いや、表現おかしいけども。。
エシレは重厚・濃厚でこってりした高級品って感じで、上質だなと思う一方で、バタークリームはかなりバター感が強く、スポンジもしっかり甘いので、胃腸が元気じゃない時はちょっとしんどい重さ。
カルピスはコクはあるけども重すぎない仕立てで(とはいえバターケーキなりの重さはあるよ)、バターだけでなくスポンジ自体の素朴な風味も楽しんでいこ、と感じました!
どちらも違った美味しさがある。
今日は本格フランス料理にするか、ちょっとこってりめの気軽な和食にするか、それぞれの気分で選択したらよさそう!(価格帯も含めてそんなイメージ)
エシレが重たすぎて…という意見もちらほら聞くので(好き嫌いあるよなとは思う)、そういう人にはバターケーキの味わいがありつつも重たすぎない(大事なことなのでもう一度言うけど、それでもバターケーキなりの重さはある)カルピス特選バターケーキ がよいかもしれないね。
ちゃたろうはどっちも食べるけどね!

