中国四大料理が揃うモダンチャイニーズレストラン 過門香 とは?
銀座に用があったので、久々に過門香 銀座本店へ。
ちょいと奮発。
だってここの重慶式麻婆豆腐が好きだから。
さて、過門香とは。
モダンチャイニーズスタイルの中国料理店。
銀座本店(銀座一丁目にあります)以外にも、丸の内や上野、赤坂(溜池山王)、六本木…などなど各所に店舗あり。
<過門香公式ウェブサイト>
https://kamonka-tokyo.jp/
銀座店は銀座一丁目駅の10番出口から徒歩一分(実際は30秒くらい?)。
銀座ファーストビル地下一階。
地下に降りるとなんだか豪華なスライド式の扉がある。
ゆっくり扉が開くと、前面に贅沢な設えの店内廊下が広がっている。
この内装がまた好きなんだ。
非日常感があって。
左手には受付の方がいらっしゃるカウンター。
重慶式麻婆豆腐(後述)のイメージが強くて、これが売りの店、つまり四川料理の店だと思っていたけど、よく考えたら全然違うわ。。
重慶式麻婆豆腐は四川料理だけど、それ以外にも
- フカヒレスープや焼売=広東料理
- ペキンダック=北京料理
- 小籠包=上海料理
といった、中国各地方の料理があったわ!
食べてたわ!
節穴でごめんね!!
ちなみに、中国4大料理それぞれの特徴はざっと調べるとこんな感じ。
- 四川料理
- 花椒や唐辛子など多様な香辛料を活かした辛い料理が多い(内陸で冬は寒く夏は暑いから辛いものが食べたくなる地域なのかもね)。麻婆豆腐が有名(麻辣(まーらー)という痺れる辛さの味付けがポピュラー)。
- 広東料理
- 甘酸っぱい味が多かったり、高級食材使う系が多かったり。古くから他国との貿易が盛んだったらしく、多様な食材が使われてきたとか。アワビ・フカヒレ・ナマコ・燕の巣などが有名(高級や…)。点心もか。
- 北京料理
- 宮廷料理として発達。北京ダックや、ピータン(アヒルの卵を熟成させたもの)が有名だね。
- 上海料理
- 東シナ海が近く、長江下流にも面しているため、魚介類が豊富に使われる。上海ガニとか有名だね。小籠包や豚の角煮も上海発祥らしい。
中国は面積がものっすごい広いだけあって、地域によって食材や好まれる調理法や味付けが違って面白いね。
過門香 は美味しいものばかり…でもこれだけは食べて欲しい重慶式麻婆豆腐!痺れる辛さ!!(四川風麻婆豆腐)
麻婆豆腐にもいろいろあるが、たいていの麻婆豆腐は美味しい(偏見?)。
最近は、「四川風」麻婆豆腐というのをよく聞くようになったね。
花椒の痺れる辛さ「麻(マー)」と、唐辛子のヒリつく辛さ「辣(ラー)」を合わせた麻辣(マーラー)という味わいが特徴。
過門香 の麻婆豆腐は「重慶式麻婆豆腐」と銘打っている。
「重慶式」ってなんだろう…と今更ながら思って公式サイトで確認すると、「四川料理の本場・重慶市で活躍した特級料理師が手掛ける過門香の麻婆豆腐」ということらしい。
つまり、四川風の麻婆豆腐をイメージしてもらえたら相違ないです。
というか、無意識に「四川風麻婆豆腐」って呼んでたかも。
ちゃたろうはこちらの重慶式麻婆豆腐が一番好きです。
時々、無性に食べたくなります。
辛みがかーなり強いので食べ始めるとドバーっと汗が出てきます。
仕事の合間のランチに食べたりもしていたけど、汗だくになるのでそれはそれは大変でございました笑
食べた後は放心状態になる辛さだけど、美味しいんですよ!
暫く口の中が痺れ続ける辛さだけど、美味しいんですよ!
複雑な香りと濃い旨味。
ちゃたろうは特に辛いもの好きというわけでも、辛いものが得意というわけでもないけど、食べ続けずにはいられない。
こういうのを癖になるというのだろうな。
辛さのレベル感としては…そうだな~。
特に辛いものが得意でも苦手でもない普通の人が「か、辛い!!!すごい辛い!!」となるレベル感。
正しく伝わるかな。。激辛好きな人は余裕なのかな?辛いもの苦手な人は…完食できるか微妙なラインになるかもしれない。
辛さの調整はできないようなので、辛いものが苦手だけど食べてみたい!という人は、大人数で一皿注文して少量試せるようにするとか、コースを頼んでオプションで四川風麻婆豆腐を追加(+500円)するなどした方がよいかも。
写真は次のセクションで↓
過門香 にはアラカルトだけでなくコースもあるよ!少人数だとコースの方がいろいろ食べられるのが〇
麻婆豆腐について熱く語っておいてなんだけど、アラカルトで注文すると品数あまり食べられない…二人だし…(←いろいろ食べたい人)。
ということでコースを注文。
中華だと一皿が大きいから、二人だとあまり多くの種類が食べられないんだよね。
※余談だけど、久々に訪れたらメニュー改定されていた。ピータン豆腐が好きだったけど、なくなっちゃったのは残念。豆腐とピータンに、フルーツなども使った素敵なドレッシングがかかっていた記憶。
さて、コースも何種類かありましたが、周コース(7,500円/1人)を注文。
一番お安いコースですね。
<周コース> ※2024/10/6までらしい
https://kamonka-ginza.owst.jp/courses/174327541
ラインナップ。
- シェフセレクト前菜四種盛り合わせ
- フカヒレ入り健美蒸しスープ
- 大海老と雲南トリュフの香り炒め
- 本日の魚のスチーム料理広州醤油ソース
- おすすめ点心二種
- 四川担々麺
- お楽しみデザート
上記に、オプションのこちらも追加。
2人分から注文できる。
四川麻婆豆腐(500円×2人分) ←これがそもそもの目的
北京ダック(1ロール1,000円×2人分)
この他、途中で飲み物と白ご飯、過門香杏仁豆腐なども注文した。
うん、どう考えても食べすぎだよ。
という訳でざざっとお写真。
茉莉真珠茶(700円)と、シェフセレクト前菜四種盛り合わせ
右端はハム的な?塩気強め、右から二番目はホタテ。
左から二番目の黄色い漬物がサクサクして美味しかった(何だったかは不明)。
左端のクラゲのブリッとした食感がいい!
形状や表面質感から、数の子?と思ったけどクラゲだった。
あまりこういう形のクラゲを見たことがないかも?
フカヒレ入り健美蒸しスープ
濃い~茶色のスープ、とてもいい香り。
レンゲで具をすくってみると、あ!フカヒレだ!
それとナツメと何種類ものきのこ。
きのこ力なのか、土のような香りがする(いい意味で)。
滋味深い味でいくらでも飲める。
健康によさそう感が凄い。
北京ダック(コースオプション1,000円@一枚)
北京ダック高けぇ…と思いつつもやっぱり食べたい一品。
過門香 さんの北京ダックのクレープ部分は後ろが透けて見えるくらいかなり薄め。
ダック皮は焼き目しっかりでパリっとしてる。
噛むと油の旨味がジュッと主張してくる。
んーまい、本当はもっと食べたかった笑
お肉部分も少し入っていた記憶。
甘さは控えめだったと思う。
大海老と雲南トリュフの香り炒め
ネギとトリュフの香りするわー、美味しいに決まってるわー。
大海老がとても大海老、しかも2尾も!
写真だと隠れてよく見えないけど、しいたけもふわふわでよかったなぁ。
本日の魚のスチーム料理広州醤油ソース ※この日はスズキでした
下に敷いてあるのは厚揚げ、その上にスズキ、ネギ。
一番上はパクチー…中華だから香菜(シャンツァイ)といった方がよいか。
中華料理で厚揚げってあまり見かけない気がするけどそんなことないのかしら?
ほんのりお出汁や醤油?…とごま油?のような味、いやわからんけど和食っぽい。
やや薄味に感じたのと、スズキが少し硬かったかもしれない。
おすすめ点心二種(上海小籠包・海鮮焼売?)
お次は点心。
上海小籠包と、確か海鮮焼売。
味ついてるけれどお好みで黒酢を、とのこと。
個人的には少ーしかけた方が味が締まって好き。
海鮮焼売の上部にあるのは魚卵、プチプチ感が楽しい。
中には海老が入っていてこれまた食感〇。
小籠包、安定の美味しさ、ただアツいので注意笑
重慶式麻婆豆腐オプション(コースオプション500円@一皿)
はいきた本命。
味については前のセクションで記載したとおり、痺れる辛さと深い旨味。
一気に汗が吹き出す。
過門香の重慶式麻婆豆腐を食べる際に必ず注文するのがグラスの赤ワイン(デ・ボルトリロリマー850円)。こういうの全然詳しくないけど、滅茶苦茶合う。
辛くて痺れる口の中を、ワインの甘味がまろやかに中和してくれるというか。
過門香さん、重慶式麻婆豆腐に合わせてグラスの銘柄選んでると思うんだよなー。
塩気もあるし、辛さ中和の意味も込めて、ライス1人前追加、250円也!
あぁ本当に美味しい。
やっぱり美味しい。
めっっっちゃ辛いけど。
※この日食べたのはコースオプションなので小皿盛りです。アラカルトやランチの麻婆豆腐セットなどで注文すると銀色の大きいカッコイイお皿に盛られてくるよ!
四川担々麺→九条葱のあっさりそば
重慶式麻婆豆腐を食べた後、口の中がまだ辛くて痺れていて、「ヒー…ヒー…」と汗だくでつぶやいていた。
すると、お店の方から、次の料理「四川担々麺」も辛いので別の麺に変更しますか?とのご提案をいただく。
優しい、ありがたい!
という訳で、九条葱のあっさりそばに変更!
綺麗なスープを一口、おいっしい。
なんだこれうっま。
鶏油の風味かなぁ?プラス魚介のようなエビのような風味もするような?乾燥ホタテ?とか?
うっっっま。
お楽しみデザート(コースの杏仁豆腐、とさらに過門香杏仁豆腐680円追加←!?笑)とライチのお茶
コースのデザートは香る杏仁豆腐(香る杏仁豆腐だったか特製さわやか杏仁豆腐だったか…名称失念、ごめんなさい)。
杏仁豆腐の上に黄金色のソースがとてもいい。
金木犀のような梅のような…鼻に抜ける爽やかな香りとすっきりとした甘さがいい。
店員の方に聞いたところあんず酒を使ったソースだそうだ(アルコールは飛ばしてある)。
杏仁豆腐部分はよく見かける真っ白なものとは違う。
甘みはあまりない、ので、前述のソースとよく合う。
本当に食い意地が張っているなと思うのだけど、、、
他にも濃厚系の過門香 杏仁豆腐(680円)というのがあるようで…。
そうしたらやっぱり食べ比べてみたいよね…。
ということで一つ追加注文。
もうお腹ぱんぱんなんだけどね。。食べたいからね。。。
お味は…おおお濃厚だ!
パンナコッタかと思うほど濃厚だ!!
どちらもそれぞれの美味しさがあるけれど、コースのデザートとしては確かに香る杏仁豆腐?特性さわやか杏仁豆腐?の方がさっぱりしてバランスがいい。
よく考えられているなぁ。
コースについてるお茶も運ばれてきていた。
ライチのお茶だって、珍しいね。
はーお腹いっぱい。
お目当ての重慶式麻婆豆腐も食べられたし、それ以外も何かと美味しかったし、大満足!
また行くぞー。
【食:作ってみた】 【食:グルメリポート】
【旅:旅日記】 【絵:LINEスタンプ】 【絵:漫画】
杏仁豆腐、通販で売ってるのか!知らんかった。
お店のと同じなのかは不明なので今度試してみよう。
見たところコースデザートの杏仁豆腐にかかっていたソースぽいのが付属しているけど、杏仁豆腐部分は真っ白だから、今回お店で食べたのとはまた別なのかな?わからん…!