※2024年12月の年末ごろの話です(遅)。
江戸の情緒が残る街、佐原は鰻どころ
千葉県香取市、佐原。
「小江戸」とも称されるこの街は、江戸時代の面影を色濃く残す街並みがとっても素敵。
※ちなみに、小江戸と言えば川越が有名だけど、その川越と今回行ってきた佐原と栃木で3大小江戸といわれている。
観光地としても人気で、町の中心を流れる小野川に沿って舟めぐりができたり、伊能忠敬(日本地図を初めて作った人)記念館などなどがある。
別の記事で紹介したいとずっと思っているけれど、美味しいごま油を販売している老舗の脂茂製油さんや美味しい日本酒・みりんを製造している酒造さんなどもあって、そちらもいつか紹介したいな。
最近できたであろうおしゃれなカフェがあったりする一方で、伊能忠敬さんの子孫?の方が営んでいる古民家カフェ的なお店もあったり。
建物が昔のまま残っていてとても風情があるので、ただのんびり歩いているだけでも楽しめる街だよ!
今回は、その佐原の街の中心にあるうなぎの名店「 麻生屋 本橋元店 」さんの話をしようかと!
佐原の街は江戸時代から利根川を中心に河港が栄えてきたこともあり、うなぎをはじめとする魚の一大産地だったらしいの。
そんなわけで、佐原周辺には、老舗の鰻屋さんが多い。
その老舗の鰻屋さんのひとつが「麻生屋」さん。
天保三年1832年に川魚問屋として創業したそうな(す、すごい歴史!)。
今回うかがったのは街の中心にある本橋元店さん。
佐原の街に溶け込む趣ある外観が素敵(外観の写真を撮り忘れた…)。
街歩き・観光を兼ねて訪れやすいのがありがたいね。
※本店は本橋元店から車で10分ほど(徒歩だと25分位?)離れた場所にあります。
店舗概要(公式ウェブサイトより)
店舗名
麻生屋 本橋元店
住所
千葉県香取市佐原イ3400
電話
0478-79-0508
営業時間
- お食事 11:00~18:30
- お土産 9:00~19:00
定休日
不定休
アクセス
- JR佐原駅から徒歩約10分
- 自動車の場合は東関東自動車道 香取佐原ICを下りて10分
※公式ウェブサイト(外部サイトに遷移します)には駐車場3台と記載がありますが、満車の場合もあると思うので近くの別の駐車場に止めてそこから歩く可能性も考慮した方がよいと思います
予約
最初にうかがったときは入れなかったので絶対に予約したほうがいいです!
また、うなぎは焼くのに時間がかかるため(多分30分はかかるよね…?多分)予約時に注文を決めておけば、来店時間に合わせて準備を進めてくれるので待ち時間の短縮になるというメリットもあるよ。
佐原の 麻生屋 本橋元店さんのうなぎ実食!!
お店に入ると、正面には物販カウンターがあり、佃煮などを販売している。
佃煮も店の推し商品。
そうそう、こちらのお店はスズメ焼きの元祖らしい。
※スズメ焼き:小鮒などの川魚を串に刺して醤油などの合わせダレをつけて焼いたもの(決してこちらで食べた雀の料理ではないw)
気さくな店員さんがカウンター横から席に通してくれる。
もう、早く食べたくて食べたくて…テンションぶちあがりです。
注文は既に済ませているので、お茶を飲みながらしばし待つ。
注文は既に済ませているのに、なぜかメニューを見てしまうちゃたろうであった。
あぁ…うまきとかも食べたいなぁ、とかね…無限に食べられたらいいのにな。
もし、お残ししてしまったら申し訳ないので今日は我慢!!
えらい!
さぁさぁ、いざ実食だ!
肝焼き(値段忘れた…)
※肝焼きは予約時に注文をしていたものの、当日ない場合もあるとのことで注意!
う〜ん、つやつやで甘香ばしいいい香り。
肉厚で立派な肝だね!
食感もぷりっと弾力があって楽しい。
肝のほどよい苦味とタレの甘みがよきよき。

うなぎ塩焼き 上(4,400円)
麻生屋さんで初めて知った「うなぎ塩焼き」。
白焼きと異なり、塩焼きでしっかり味がついているのがポイント。
ちゃたろうは基本的に甘辛好きなので、うなぎもやっぱり蒲焼きが好きなんだけれど、最初にこの塩焼きを食べた時は驚いた!
美味しいの、すごく。
外はカリッとしつつも、中はふわり。
塩がうなぎの甘みを引き出して、「あぁ、うなぎってこういう味なんだ」というのが感じられる。
今回は車だからお酒は飲まないものの、これはお酒のつまみにも最高だと思うな。
何にしても、絶対食べてほしい一品。
いや、逸品かもしれない。

うな重 並(4,000円)
ど定番、うな重。
食い意地がはっているので、本当は上にしたいところだけど、食べ切れるか不安だったので並にしたよ!(でも並でも立派なうなぎだ!)
塩焼きも食べるしね!
嗚呼、美味しい。
ここのうな重が1番好き。
塩焼きもそうなんだけれど、外側に少しカリッと感があって、でも噛んでみるとふわっとしていて…。このふわっと感は、いわゆる関東風の焼き方なのかしら?(蒸してから焼く)
などと思ったりするけれど、関東に住んでいるのだし、今まで食べてきたうなぎも関東風では?と思うと、技術の問題なんだろうなぁ〜。
すごいなぁ。
あとはうなぎの目利き術?いい感じに肉厚なんだよね。
タレの甘辛加減も絶妙で米が進む進む。
特に、うなぎの下にいる、タレとうなぎの脂が混ざった米、最高!
(これは、後述の源平重にはないうまさポイントだと思う!←源平重は白飯が別添えなので)
肝吸いの肝も立派だ!
品のあるお味。

源平重 並(4,300円)
源平重、それは…
なんと!「うなぎの白焼き」と「うなぎの蒲焼き」が一度に楽しめる、よくばりなメニューなのだ!
蒲焼きは当然食べておきたいけれど、白焼きだって食べておきたいよね…という、当然の欲望を満たすメニューなのだ!
お重も三段だ!!
蒲焼きの方は先ほどのうな重と同様。
白焼きの方は、わさび・醤油などが別添えされている。
塩焼きと違って、味付けという意味での塩は振っていないと思う(多分)。
白焼きは、塩焼きともまた違ったよさがある。
塩焼きの方がよりパリッと感がある?気がする?
蒲焼きと白焼きの対比も楽しいし、甘い←→しょっぱいの無限ループです。
※写真撮り忘れたけど、白焼きの段→蒲焼の段→白飯の段となっています(ちゃんとご飯ついてるからねw)


まとめ: 麻生屋 さんのうなぎは最高
今回もはち切れんばかりに食べてしまった。。
それにしても思うのは、 麻生屋 さん、こんっっなに美味しいのに安くない…?
あ、いや、絶対値としては高いよ?今日は贅沢させてもらおう、という気持ちで注文してるよ?
…でも、これ、都内のうなぎ屋さんで食べたらいくらするんだ…?
しかもその辺では食べられない美味しさだ。
昨今、うなぎの仕入れ値が上がっていて、麻生屋さんでも価格は変わったりすることもあるかもしれないので注意してほしいけれど、こんなに美味しくてお安い…ありがたいお店だ。
また行かせてもらいますので!!
ちなみに、ちゃたろうの自宅から、 麻生屋 本橋元店まで車で1時間半ぐらいかかるのだけど、実はこのうなぎが食べたくて、もう来店3回目でしたw
さらっと佐原の町を散歩して、うなぎを食べて、ってのがまったりしていい休日になるのだ。
記事書いていたら、また食べたくなって来ちゃったな。。
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